(株)秀建 編集部
ホテルリノベーションのアイデア7選|リノベーション会社選びが重要
今回は、ホテルリノベーションで集客力を高めるための具体的なアイデアをご紹介します。
ホテル×サウナ・古民家や廃校のリノベーションホテルなど、実際に話題となり集客に成功しているアイデアをピックアップ。
またそのようなリノベーションアイデアを実現するための、会社選びのポイントも詳しく解説します。
コラムのポイント
- リノベーションで特定のコンセプトに特化したホテルをつくることで、競合との差別化・集客力アップが期待できます。
- 新しいホテルをリノベーションでつくるためには、技術力が高く幅広い業界に精通している会社を選ぶことが大切です。
リノベーションホテルが注目されている?
近年住宅業界ではリノベーションという言葉が浸透しつつありますが、ホテルや旅館など宿泊業界でも注目度が高まっています。
古民家や老舗宿泊施設をリノベーションしたホテルの特集が組まれるなど、ユーザーの宿泊先選びの一つのジャンルになってきています。リノベーションホテルは特定のコンセプトに特化したデザインやサービスを提供するなど、付加価値を高めているのが特徴。廃校や銀行などをホテルとしてリノベーションしてケースなども多く、既存の宿泊施設とは一味違う体験を求めるユーザーに人気のようです。
コロナ過で人との接触を避けるためにホテルでの過ごし方を重視するユーザーが増えたことで、宿泊施設に求めるニーズも多様化しています。SNSで宿泊先を選ぶユーザーも増えており、競合との差別化はさらに重要になりつつあります。
ホテルリノベーションを検討する際は、ただ既存施設を新しくするだけでなく、オリジナリティのあるデザイン・サービスをつくることが大切です。
ホテルリノベーションのアイデア7選
実際に大きな話題性や集客力を持っている、ホテルリノベーションのアイデアをいくつかご紹介します。
ホテル×サウナ
全国的なブームが続くサウナは、ホテルの集客力を高める有効なアイデアの一つです。サウナを楽しむ「サ活」から派生して、有名サウナ施設を訪れる「サ旅」の人気も高まっています。このようなユーザーはホテルもサウナの有無やクオリティで選ぶため、リノベーションでサウナを設置すれば集客力のアップが期待できるのです。
ホテルにサウナを設置する方法は、客室のプライベートサウナ・大浴場のサウナ・屋外の小屋サウナなどさまざま。ユーザーニーズやホテルの床面積に合わせて、適切な方法を選ぶことができます。
〈関連コラム〉
ホテルにサウナを設置する方法と費用相場|見積もり・施工はどこに頼むべき?
コンバージョンホテル
元々別の用途に使われていた建物をコンバージョン(別の用途に作り変えること)したホテルも、ユーザーの人気を集めています。
※コンバージョンホテルの例
- 古民家
- 廃校
- 酒蔵
- 銀行/オフィス
- 集合住宅
日本建築の趣を味わえる古民家をリノベーションしたホテルは、一つのジャンルとして確立しています。国内需要はもちろん、外国人観光客の需要も狙えるアイデアです。
少子高齢化による人口減少で全国に増えている廃校を利用し、ホテルとして生まれ変わった事例も増えています。「学校に泊まれる」という体験は、幅広いユーザーにとって魅力的と言えるでしょう。地域活性化や維持管理費用の軽減など自治体側のメリットも多く、連携して大きなプロジェクトに発展する可能性も高いです。
ほかにも、使われなくなった酒蔵・銀行・オフィス・集合住宅などの建物も、リノベーションで魅力的なホテルに生まれ変わる可能性を秘めています。
分散型ホテル
一定の地域や集落の空き家や店舗などをリノベーションして、一つの宿泊施設につくりかえる分散型ホテルも近年注目されています。
分散型ホテルは、元々イタリアの地域活性化の取り組みとして始まった考え方です。1つの宿泊施設に泊まるより、より地域に根差した宿泊体験ができるのが分散型ホテルの魅力。
観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」のように観光地全体の魅力・集客力を底上げする動きもあります。
特定の趣味に特化したホテル
ロードバイク・釣りなど、特定の趣味を持つユーザーにとって魅力あるホテルにリノベーションする事例も増えています。
例えば日本有数のサイクリングコース「しまなみ海道」の周辺には、ロードバイクを部屋に持ち込めるホテルが複数存在します。ロードバイクは数十万円~百万円する高価なものですから、サイクリストにとって安心感は大きいでしょう。
釣りの名所として知られる地域には、部屋から釣りを楽しめるホテルなども多く見られます。
リノベーションで特定の趣味に特化したホテルをつくることで競合と差別化になり、雑誌などで取り上げてもらえる機会も多くなるでしょう。
アートとの融合
リノベーションでホテルのデザイン性を高めたり、美術館を併設したり、アートとの融合で主客に成功している施設も増えています。
アートホテルは宿泊自体が旅の目的となり、競合との差別化につながります。地元の建築家やアーティストと連携すれば地域活性化効果も期待できるでしょう。
ブックホテル
本・読書好きの方をターゲットとするブックホテルのリノベーション事例も、全国で増えています。
豊富な蔵書をそろえた「泊まれる図書館」、地域の自然や歴史に関する文献・写真集を充実させたブックホテルなど、コンセプトはさまざま。
都市部・郊外などエリアを選ばず、集客力を高められる可能性を持っているアイデアと言えるでしょう。
映画館併設ホテル
リノベーションでスクリーンや音響システムを設置し、ホテルに映画館を併設してファンを呼び込むアイデアも見られます。
映画館さながらの大型スクリーン・音響システムを設置するホテルでそのまま泊まれる体験は、映画ファンはもちろん、ファミリーやカップルなど幅広い層にマッチしそうです。
各部屋にスクリーンとプロジェクターを設置し、好きな映画を自由に楽しめるホテルも。
リノベーション会社選びの重要性
ここまでご紹介したように、ホテルリノベーションは、ターゲットユーザーとコンセプト次第でさまざまなバリエーションがあります。これまでの宿泊業界にはない組み合わせも多いですから、アイデアを形にするためには、リノベーション会社選びが重要になります。
例えば、ホテルにリノベーションでサウナを設置する場合、宿泊施設づくり・温浴施設づくり両方に長けている会社を選ぶ必要があるということです。
仮に宿泊・温浴どちらかに特化した会社だと不得意な部分は外注になるため、コストが増加する上きめ細かな対応も難しくなります。それぞれの分野についてのノウハウを持ち、自社施工できる会社に相談して初めて、リノベーションアイデアを形にすることができるのです。
ほかのジャンルに関しても同様です。今までにない新しいアイデアで魅力的なホテルをつくるなら、幅広い業界・業態の施工実績が多い会社に相談してください。
ホテルリノベーションの相談は秀建へ
今回ご紹介したようなホテルリノベーションをご検討の際は、商業施設・店舗施工のプロフェッショナル秀建にご相談ください。
ホテルの施工実績はもちろん、サウナ・飲食・サービス業など幅広い業界の実績がございますので、どのようなアイデア・ご要望にも柔軟に対応いたします。
アイデアはあるがどこに相談したら良いか分からない、費用感を知りたいなど、どんなご相談・ご質問にもお答えいたします。お気軽にご相談ください。