(株)秀建 編集部
おしゃれな店舗什器で差をつける!内装づくり6つのポイント
おしゃれな店舗は、おしゃれなデザインや色使いになっているのはもちろんですが、空間に合わせた『什器』をセンス良く配置しているのも大きなポイントです。どんな什器を選ぶのかによって、空間の印象やお客様の滞在時間、売り上げなどが大きく変わってくるため、内装に合わせた最適な什器を選びたいですよね。
今回は、店舗什器選びのポイントと合わせて、店舗什器で差別化をする方法も合わせてご紹介します。これからの開業・改装計画にぜひお役立てください。
コラムのポイント
・単価アップ、売り上げアップにつながる非購買行動をお客様に起こしてもらうためにも、店舗什器はこだわって選びましょう。
・店舗のコンセプトを崩すことなく他社との差別化を図るために、予算と日程に余裕があればオーダー什器を選ぶとよいでしょう。
ビジネスの課題を解決する店舗什器
お客様の来店率や滞在率、売り上げなど、店舗経営をしていくためにはいくつもの課題を解決していかなければなりません。課題の解決方法として挙げられる方法はいくつもありますが、そのうちのひとつが『店舗什器の選び方』です。
店舗什器の選び方ひとつで、ビジネスの課題を解決することができる、とはどういうことなのでしょうか。
お客様の行動は大きく、『計画購買』と『非計画購買』とに分けられます。
計画購買とは、これが欲しい、と事前に買いたいものや手に入れたいものが決まっている購買行動のことです。一方の非計画行動は、買う予定ではなかったものや欲しいと思っていなかったものを購入する行動のことです。
実際、店舗内でのお客様の行動は、非計画購買が70〜80%を占めるといわれています。あれを買おう、と買い物に行った時、おすすめの商品を魅力的に紹介してある棚を見て、そのまま買ってしまったこと。通りかかったお店が素敵で、ついつい入店してしまいそのまま商品を買ってしまったこと。一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。
このように、お客様に足を運んでもらい、できるだけ長く滞在してもらい、たくさんの商品を見てもらうことは非計画購買につながります。その行動を起こしてもらうためにも、店舗の内装や使用している店舗什器、どのようにレイアウトしているかは重要で、ひいては来店率や滞在率アップ、売り上げアップというビジネスの課題解決につながるのです。
店舗什器選びのポイント
それでは、どのような点に注意して店舗什器は選ぶとよいのでしょうか。
ポイント① 目がいく配色やデザイン
赤は元気な色、グレーは落ち着いた色、というように、色は私たちに様々な印象を与えます。店舗什器を選ぶときは、ターゲットとする客層の好む色や、その色を引き立てる役割をもつ色を選ぶとよいでしょう。そうすることでお客様の共感を得ることができますし、親しみを持ってもらうことができます。
色の組み合わせによっては、店舗のコンセプトとずれてしまう可能性もあるため、何色を使うのか、どのように組み合わせるのかについては注意が必要です。
ポイント② 商品を際立たせる什器
店舗什器そのものがおしゃれなデザインでパッと目を引くものであれば、店外のお客様を呼び入れるには大いに役立ちます。しかし本来、什器は商品を飾り魅力的に魅せるもの、商品を売るためのものです。メインとなる什器以外は、商品を引き立たせる役割なるものを選ぶようにしましょう。
高級感を出す什器、ナチュラルでアットホームな雰囲気を出す什器など、扱う商品によって選ぶ什器は変わります。雰囲気や売りたい商品に適さない什器を選んでしまっては、せっかくつくり込んだ内装が台無しになってしまいます。自社のコンセプトを確認しながら、売りたいものが売れるデザインになっているかという視点で選ぶようにしましょう。
SEA FOOD JO’S様の内装は、エントランスから店内が一望でき、入り口に海鮮ショーケースやサンプル台を配置することで、提供する食材とサービスの雰囲気を視覚的に訴求できるよう設計されています。
ポイント③ 店舗やブランドイメージにあったもの
ブランド名や商品、イメージカラーが店舗イメージを左右するのと同様、什器もイメージを左右します。店舗のコンセプトやブランドのイメージに合わせて、什器は選ぶようにしましょう。事前に決めたブランドイメージに合わせて選ぶことで、失敗も防ぐことができます。
ブランドのイメージ通りの什器を使って内装をつくり込んでいることが、お客様の安心につながります。そうすることで、お客様の滞在時間は長くなり、試着や購入へとつながるのです。
ポイント④ 安全性を確認しておく
小さなお子様が触って倒してしまった、人が寄りかかってそのまま倒れてしまった、割れてしまった、など店舗ではいつ何時どのような事故が起こるかわかりません。その時に大ごとになってしまわないよう、安全に設計されている什器を選ぶようにしましょう。どんなにおしゃれな什器でも、バランスの悪いデザインや倒れそうなデザイン、ガラス性のものなどは危険が伴います。また、災害時も安全な什器なら被害を最小限におさえることができます。
合わせて、重い商品にも耐えることができるのかも確認しておきましょう。商品展開が変わっても対応できるようにしておくことが大切です。
▶︎ 三笠こども歯科医院
ポイント⑤ 導線やレイアウトを考える
どんな商品をメインで売るのか、そのためにはその商品をどこに陳列するのか、お客様はお店から入った時にどんなルートでそこに向かうのか、といった導線を考えた上で什器を選びましょう。商品を目立たせるために選んだ什器が通り道の邪魔になったり、什器が小さくて離れたお客様に効果的なアプローチができなかったりするとせっかくの什器が台無しです。
▶︎FAUCHON L’HOTEL 京都 1F・2F ロビー・ラウンジ
フロアの真ん中やレジの横、入り口の側など自然と商品に目がいく場所に配置するようなレイアウトを考え、そのレイアウトをより際立たせる什器を選ぶのがおすすめです。
ポイント⑥ 形態に合わせて選ぶ
飲食、雑貨、アパレル、など形態によって選ぶ什器は異なります。
アパレルの場合、服をかけるラックや棚だけでなく、コーディネートを魅力的に見せるためのテーブルも必要です。カフェならデザートを美味しそうに見せるガラスケースやキャビネットが必要になるかもしれません。他業種で使う什器をあえて使うことで、より効果的なディスプレイにすることもできます。
どんな什器を選ぶか迷う…というときは秀建にお気軽にお問い合わせください。お客様の店舗や業種、コンセプトに合わせて最適な什器をご提案させていただきます。
店舗什器で差別化するなら…
最近は店舗什器もインターネットで購入できるようになりました。サイズやデザイン、色も豊富で、内装やコンセプトにあわせて選ぶことができます。
しかし、インターネットで探したことがある方ならご存知かもしれませんが、いざ店舗什器を購入しようとしても、イメージしているデザイン通りの什器なのかが心配になりますし、届いてから思っていた色と違った…という失敗もしたくないもの。既製品である以上、サイズもそう簡単には変更することができません。
そんな時におすすめなのは、自社工場で什器や家具を制作している業者に依頼することです。内装に合わせて什器をオーダーすることでサイズはもちろんのこと、色やデザインも理想通りのものを手に入れることができます。
設置場所や商品に合わせてデザインしてもらった什器は、お客様が見やすい導線づくりや選びやすい環境づくりの役割を果たし、結果として売り上げアップにつながります。
秀建が手がける什器家具は、
☑︎ デザイナーの意図を創造し、忠実に製作すること
☑︎ 使い手の意識を持って、細部に至るディティールへのこだわりを吟味すること
この品質へのこだわりを大切に、安心して気持ちよく長きに渡って使っていただけるものをお届けしています。
なかなか好みの什器が見つからない、納得のいくデザインに出会えない、という方は、ぜひ一度ご相談ください。
他社との差を生む什器選びを
どのような什器を選ぶかによって、店舗の印象だけでなく売り上げも大きく変わります。予算や日程に余裕があれば、店舗に合わせた什器をオーダーして他者との差別化を図りましょう。
私たち秀建は、クライアント様の課題を客観的に理解して整理を行い、秀建がそのニーズを満たす何らかのイノベーションをイメージした上で、方向性や具体性を持って内装の企画に取り組んでいます。内装デザインとともに什器のオーダーも承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
株式会社 秀建は、内装工事全般だけでなく、外構から躯体までの建築工事や電気・空調換気・給排水・温浴などの設備工事も熟練プロが対応しています。 また、建築は木造住宅から鉄骨・RC造に至るまで、内装は5坪の飲食店からリゾートホテルまで、自社で一貫した施工が可能となっているため、「建築」と「内装」などの二分された連絡・調整・依頼ロス等がありません。
施工のプロフェッショナルだからこそ、オーナー様やテナント様のニーズに合わせた工事を進めていくことができます。業務用空調機選びの不安や疑問など、相談にのっておりますのでお気軽にお問い合わせください。